食事

これは危険!犬が食べれないものと、食べてしまった場合の症状

はじめに

この記事内では一般的に犬が食べれないものや、与えないほうが良いものを紹介しています。

これは人間でも同じですが、犬によっても個体差が生じます。

食べても大丈夫な犬や、ごく少量でも体調を崩してしまう場合があります。

不安な場合や万が一口にしてしまった場合には、かかりつけの獣医師さんに診察や相談することを強くオススメします。

犬が食べれないもの

タマネギ

犬が食べてはいけない食べ物として有名なタマネギ。

タマネギだけでなくネギももちろん与えてはいけません。

タマネギに含まれる有機チオ硫酸化合物という成分を、消化する酵素をワンちゃんは持っていません。この酵素が赤血球を破壊してしまいます。

犬がタマネギを食べるとまず元気がなくなり、発熱、嘔吐、貧血、下痢などの中毒症状を引き起こします。さらにひどくなるとけいれんや血尿や吐血などを起こして、死に至るケースもあります。

キシリトール

キシリトールはガムなどに使われる甘味料です。

お散歩の最中に拾い食いをしないように見ていないと誤って食べてしまう危険があります。

犬が間違って食べてしまうとキシリトールはインスリンの分泌を促し、急激な低血糖症を引き起こします。

そしてさらに急性の肝障害も起こし、死んでしまうケースもある危険な中毒です。

犬のキシリトール中毒症状については次のようなものがあります。

低血糖症、嘔吐、下痢、元気がない、運動失調、ぐったりしている、黄疸、けいれんなど。

発症時期はキシリトール摂取後30分~12時間の場合もあり、幅広いです。

キシリトールはごく少量でも犬にとっては中毒を起こしてしまう危険な食品です。

チョコレート

チョコレートも犬にとっては有害です。チョコレートにはカフェインやテオブロミンという成分が含まれています。

犬はこれらの成分を分解・代謝することができません。テオブロミンは分解されないため、犬の体内に蓄積されていきます。

すぐに発作が出なくても蓄積されていくため、絶対にチョコレートは与えないでください。

チョコレートの症状は次の通りです。

嘔吐、下痢、高熱、震え、痙攣、意識障害など。

ワンちゃんがテーブルや椅子にのぼり、つまみ食いなどをしないように躾けることも重要ですね。

犬は肉食のため、骨付きの肉を上げても大丈夫なイメージがあります。

しかし実際には口の中や消化器官の中に刺さる危険性があります。

また生肉は寄生虫が潜んでいる危険性があります。

与えないに越したことはないですね。

生卵

卵白に含まれるアビジンという物質が食欲不振や脱毛、皮膚炎などを引き起こします。

加熱すれば問題はないのですが、生のまま与えるのは止めましょう。

レバー

時々なら問題ないのですが、毎日のように食べているとビタミンA中毒になります。

ビタミンA中毒になると毛が抜けたり、関節の痛みを起こします。

たまに食べるのはいいのですが、安全面を考えると食べさせないほうがよいです。

ブドウ

原因物質はわかっていないのですが、ブドウは嘔吐や急性腎不全を起こした症例があります。

急性腎不全がひどくなると尿毒症になり、腎障害で死んでしまうことがあります。

食欲がない、元気がない、嘔吐、下痢、尿がほとんど出ない、痙攣などの症状がブドウ中毒の症状です。

ブドウは生のブドウだけでなく、レーズンや果汁100%のジュースでも症状がでます。

間違って食べないように注意しましょう。

マカデミアナッツ

ブドウと同じくマカデミアナッツも原因物質はわかっていません。

しかしマカデミアナッツも中毒症状がでる症例があります。

具体的な症状は、立ち上がれない、歩けない、横になって動けない、元気がない、嘔吐などです。

マカデミアナッツは他の食品と違って、筋肉に力が入らなくなり歩けなくなるなどの特徴があります。

アボカド

アボカドの中毒はベルジンという物質が原因だと分かっています。

犬によって個体差があるようですが、嘔吐や下痢などの症状がでる場合があります。

生魚

生魚の内臓にはビタミンB1を壊してしまう酵素があります。

犬が食べると元気がなくなったり、脚気(かっけ)を起こす場合があります。

火を通して食べさせるぶんには大丈夫ですので、加熱して食べさせてあげましょう。

牛乳

犬に牛乳を与えると下痢や軟便になるなどの症状がでます。

乳糖という成分を分解する酵素が成犬になると失われるためです。

犬がおいしそうに牛乳を飲むので与えたくなりますが、与える場合は水で薄めたごく少量に限りましょう。

犬が食べるべきものって?

犬に必要な栄養素

犬にとって摂取させるべき栄養素もあります。

特にタンパク質やカルシウムは人間と違い大量に必要です。

ですので高たんぱくな食品であるササミや納豆などの大豆食品をバランスよく与える必要があります。

また子犬の幼少期にはカルシウムを人間の10倍以上摂取させる必要があります。

これだけ栄養バランスを考えながら与えるのはすごく大変ですし、手間がかかると思います。

栄養バランスを重視するならやっぱりドッグフードが一番だと思います。

 

こちらのドッグフードはこんな飼い主にオススメです。

こんな飼い主にオススメ
  • 手作りご飯作りに疲れてしまった
  • 栄養のバランスを考えるのが大変
  • なかなか食べてくれない
  • 季節ごとにメニューを変えるのが面倒
ABOUT ME
bonbon
トイプードルとポメラニアンを飼っています。犬が好きで自分にできることはないかと思い、動物愛護協会と日本補助犬協会の会員になりました。 公益財団法人日本動物愛護協会https://jspca.or.jp 公益財団法人日本補助犬協会https://www.hojyoken.or.jp